日常のあれこれ
6月の第二土曜に行われる伝統行事で、100頭ほどの馬がきれいな装束や鈴などをつけて練り歩くものです。
国の無形民俗文化財でもあり、「日本の音風景100選」にも選ばれています。
子供の頃見て以来ずっと見たことがなかったけれど、ずいぶん様変わりしていました。
昔は、馬の行列だけだったと思うけど、今は、楽隊、手踊り、さんさ太鼓、バトントワラー、などを加え、なかなか派手な行列になっていました。
「伝統」が見直され(一時は廃れる傾向にあったのですが)、観光化の傾向が強まり、こういう風になったのかな?
市長まで馬に乗っての参加だったようです。
隣に立っていたおばさんが「あれ市長でしょ」と言っていました。(未確認情報ですが)
馬は、サラブレッドのような華奢な馬ではなく、元々は農耕馬なので、太いしっかりした足、がっちりずんぐり型のが多いです。
微笑えましかったのは、子馬ちゃんが母親と離れられないのか、お母さんにくっついて行列に参加していて(親は人を乗せますが子供は何も乗せません)、行列が先がつかえて足踏みになると、すかさずお母さんのお腹の下にもぐりこんでおっぱいをねだっていたことです。
昔は、農耕に使われていた馬達も、今は機械化で実際の農作業に使われることはほとんどなく、この行事のためだけに飼われている馬も多いようです。
この行列を通すために、道路規制があちこちで行われ、バスも通常の路線を通らないものもあり、本当に町をあげての大騒動でした。