日常のあれこれ
母とずっと同室だったある患者さんが、退院されました。
整形の患者さんだから、問題は体だけで、脳外の患者と違い判断や理解には全く問題のない方だったので、お部屋のリーダー格の方でした。
(母の部屋には、脳外の患者さんと、整形の患者さんが混じってます。)
いよいよお別れという時に、お互いに
「お世話になりました」m(__)m
と挨拶を交わしたとき、
なぜだか急に涙をこぼして、タオルで目を押さえていらっしゃいました。
「○○さん(母)と娘さん(私)は、お互いに暖かい関係で、見ていてとてもいいと思った。私も、ガミガミ言わないで、こういう風になりたいと思う」って。
これまで、家庭の愚痴なんか聞いたことなかったけど、ひょっとして、お嫁さんとか息子さんとうまく行ってないとこあったのかな?
それに、涙の大きな原因は、やはり不安だと思う。
もちろん、病院より家がいいんだけど、半年もいると、この環境に慣れてしまい、家に戻ってやっていけるのか、相当不安だものね。
「夕べは色々考えて、全然眠れなかった」とも言ってた。
母は、イマイチろれつの回らない舌ながらも、「まだ若いんだから大丈夫、良くなるよ。がんばりましょう。」とまともに励ましていました。
そして、別の別れ。
2ヶ月間母についていた言語療法士の実習の学生さんが、今日で終わり。
私は、歯医者に行くので、言語の時間はリハに付き添えないため、言語が始まる前に、廊下で彼女に心ばかりのちっちゃいプレゼントに簡単なお手紙を添えて渡したの。
そしたら、急にはらはらと涙をこぼしたので、びっくり。
若いのに落ち着いた子だったので、意外でした。
多分、「今日でもう最後だ」と思って、既に胸いっぱいな状態だったんだね。
彼女が母につくには、ちょっと色々あったしね。
誰だって、学生さんのリハを受けるより、ちゃんとした先生にやってもらいたいでしょ。
だけど、学生さんだって、練習しないことには上手にならない。
ひとり立ちするには、誰かが練習台にならないとね。
でも、なかなか受け入れてくれる人なかったみたい。
で、母の先生から私に「彼女にやらせてもらえないか」と打診があった時、考えたけど、学生さんが一人でするわけじゃないし、間違ったり不足な部分があれば、先生が常に傍にいて、補助してくれるわけだし、母が練習台になることで、ちょっとでもお役に立てればそれも意義があることじゃないかなと思って、受けることにしました。
それから2ヶ月間、学生さん+先生ペアで母の言語療法は進められたわけです。
最初は、カチンコチンに固くなってて、持ってきた教材をそのまま読み上げるような単調なリハビリで、母も飽きるし、私も眠くなるようなのだったけど、後半には、始まる前に、患者をほぐす軽い会話なんかもできるようになり、ちょっとゆとりが出てきました。
いい言語療法士さんになって、将来活躍してほしいです。
整形の患者さんだから、問題は体だけで、脳外の患者と違い判断や理解には全く問題のない方だったので、お部屋のリーダー格の方でした。
(母の部屋には、脳外の患者さんと、整形の患者さんが混じってます。)
いよいよお別れという時に、お互いに
「お世話になりました」m(__)m
と挨拶を交わしたとき、
なぜだか急に涙をこぼして、タオルで目を押さえていらっしゃいました。
「○○さん(母)と娘さん(私)は、お互いに暖かい関係で、見ていてとてもいいと思った。私も、ガミガミ言わないで、こういう風になりたいと思う」って。
これまで、家庭の愚痴なんか聞いたことなかったけど、ひょっとして、お嫁さんとか息子さんとうまく行ってないとこあったのかな?
それに、涙の大きな原因は、やはり不安だと思う。
もちろん、病院より家がいいんだけど、半年もいると、この環境に慣れてしまい、家に戻ってやっていけるのか、相当不安だものね。
「夕べは色々考えて、全然眠れなかった」とも言ってた。
母は、イマイチろれつの回らない舌ながらも、「まだ若いんだから大丈夫、良くなるよ。がんばりましょう。」とまともに励ましていました。
そして、別の別れ。
2ヶ月間母についていた言語療法士の実習の学生さんが、今日で終わり。
私は、歯医者に行くので、言語の時間はリハに付き添えないため、言語が始まる前に、廊下で彼女に心ばかりのちっちゃいプレゼントに簡単なお手紙を添えて渡したの。
そしたら、急にはらはらと涙をこぼしたので、びっくり。
若いのに落ち着いた子だったので、意外でした。
多分、「今日でもう最後だ」と思って、既に胸いっぱいな状態だったんだね。
彼女が母につくには、ちょっと色々あったしね。
誰だって、学生さんのリハを受けるより、ちゃんとした先生にやってもらいたいでしょ。
だけど、学生さんだって、練習しないことには上手にならない。
ひとり立ちするには、誰かが練習台にならないとね。
でも、なかなか受け入れてくれる人なかったみたい。
で、母の先生から私に「彼女にやらせてもらえないか」と打診があった時、考えたけど、学生さんが一人でするわけじゃないし、間違ったり不足な部分があれば、先生が常に傍にいて、補助してくれるわけだし、母が練習台になることで、ちょっとでもお役に立てればそれも意義があることじゃないかなと思って、受けることにしました。
それから2ヶ月間、学生さん+先生ペアで母の言語療法は進められたわけです。
最初は、カチンコチンに固くなってて、持ってきた教材をそのまま読み上げるような単調なリハビリで、母も飽きるし、私も眠くなるようなのだったけど、後半には、始まる前に、患者をほぐす軽い会話なんかもできるようになり、ちょっとゆとりが出てきました。
いい言語療法士さんになって、将来活躍してほしいです。
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Re:そうかぁ
真面目ないい学生さんだった。
でも、卒業したらなれるわけじゃなくて、国家試験に通らなきゃなんだって。
ちゃんと合格してなれるといいね。
頑張ってほしいわ。(^.^)
でも、卒業したらなれるわけじゃなくて、国家試験に通らなきゃなんだって。
ちゃんと合格してなれるといいね。
頑張ってほしいわ。(^.^)